うちで踊ろう、動画投稿に見る人物評価
皆さんは安倍晋三首相の「うちで踊ろう」騒動を知っているだろうか?
大まかに概要を言うと、星野源さんの「うちで踊ろう」という曲に乗せて首相が家で寛いでいる様子をツイッターに投稿、炎上という分かりやすい構図である。
無論、擁護の声もあったが、その批判の多くはこの大変な時期にこんな事をしていないで経済対策、感染症対策等をしっかりとしろという怒りの声であった。
安倍政権の経済対策に関して最初期は日銀総裁の首をすげ替え徐々に景気を回復させていったが、2度の消費増税で景気が後退し、この度のコロナで現在の景気は悲惨な状況である。
しかもまだ現金の給付、減税等が実際には全く施行されていない。
国民は現在休業を余儀なくされている者、十分な収入を得られずにいる者が多くいる。皆、誰かに対して怒りを溜め込んでいる状況である。
その様な状況で十分な政治的役割を果たしていない国のリーダーが呑気(勿論動画内ではであるが)にしている姿を見て憤る、批判する者が多くいても不思議では無いだろう。
最近炎上といえば、似た様な事があった。
コロナ問題を悪化させたとされるテドロスWHO議長の「ハッピーイースター」発言だ。
軽く概要を述べると、ツイッターにて彼がイースターを祝う為に「ハッピーイースター」と発言をした事から、炎上、という流れだ。
テドロス議長に関しては殺害予告すら為されているそうだ。
結局のところここまでの事で言えるのは、このコロナ問題に関して十分なリーダーシップ、適正な対策を打ち出せていないリーダーは何か呑気な事をすれば徹底的に叩かれるという事だ。
では叩かれない例はあるのかという事で、対照的な例は蔡英文台湾総統の例がある。
蔡総統もツイッターにて家にて寛ぐ動画を投稿したが、炎上していない。これは台湾政府が早期にコロナ対策をして影響を最小限に食い止めた功績があるからだ。
3つの投稿の反応からその人の大衆からの人物評価というものが分かるというのもツイッターの面白い所だ。