欲しがりません、勝つまでは
皆さんタイトルにもある「欲しがりません、勝つまでは」という言葉を知っているだろうか。
この言葉は太平洋戦争の頃に日本政府が理想的な国民のあり方としてポスターに書いたスローガンだ。
さて、このコロナ問題に関して国際的には大戦と同じレベルの危機であると認識されている。実際にアメリカでは毎月数万の補助金と失業給付が為され、イギリスでは賃金の8割補償が為されている。
日本では如何だろうか。マスク2枚と20万の世帯と条件を絞った給付である。しかもまだ為されていない。
正しく、「欲しがりません勝つまでは」そのものの精神である。
日本政府は散々デフレ下に於いても増税をしてきた。せめてこの度の危機においては減税と速やかな大幅給付、中小企業への補償を成すべきではないのか?
この様な大恐慌、世界的パンデミックに於いても減税、補償、給付をしないならばいつ日本政府はそれらの行動を行うのか?何も仕事をしないと言っているのと同じではないか?
いや、もっと酷いかも知れない。まともな国であれば、国民に対する偏愛があって然るべきだ。政治家、官僚は海外に金をばら撒き、外交に関して譲歩をしまくる癖に国民の事となると舐めて強くかかる。
少し話が逸れるが共産党が合法政党として実際に政治参加しているのは先進国では日本とフランスのみだ。しかし、フランスの共産党はナチスとの戦いで議員だった人間が武器を取って戦った功績と愛国心があった。
決して日本の政治家にそうしろと言わないが、日本の政治家、官僚には全くもってどこの国民とどこの国に対する利益を守る為に政治をしているのかという基本的な合意形成が無いのである。
まあ、彼等に甲斐性もプライドも信念も無いだろう。じゃあ、もういっその事こと愛国心など期待しない。
だが、金を貰っている以上は最低限の仕事はして欲しい。それすらしていない今の彼等の状況は税金泥棒と罵られても文句は言えない。